2026-04-28
五月人形と季節の移ろい
五月人形と季節の移ろい 古淡の玄関先に、五月人形を飾っています。
五月五日の「端午の節句」に向けて飾られるこのしつらえは、子どもの健やかな成長と無事を願うものとして受け継がれてきました。
もともと端午の節句は、中国から伝わった風習がもとになり、日本では平安時代、宮中行事として行われていたといわれています。
やがて武家社会の中で「身を守る」という意味が重ねられ、鎧や兜、武者人形が飾られるようになりました。
災いを遠ざけ命を守るという願いが、かたちとして残されてきたものでもあります。
淡路島のやわらかな季節の移ろいの中で、空間にそうしたかたちが静かに置かれている。
古淡に訪れる時間の中でふと玄関に立ったとき、何気なく目に入るものがある。
春から初夏へと向かう気配やこの土地に流れる時間とともに、そのひとつひとつを感じていただければと思います。
それぞれの季節にそれぞれのしつらえがあり、その時にしかない空気があります。
この場所で過ごすひとときの中で、そんな移ろいも楽しんでいただけたら嬉しいです。



